性的感染症(1)
日本では欧米先進諸国と異なり性行為感染症が急増傾向にある。
各疾患ごとに増加傾向は異なるが、若い世代を中心に性の開放化が大きく進んだことに、性行為感染症の知識や性教育が追いついていないことが大きな要因といえる。一般に「ピル飲めば生でHして大丈夫」というような言葉にもあるように性行為に対して「避妊」のみにしか知識が普及しておらず「行為感染症の予防」という知識が著しく欠けていることが大きな問題でもある。
欧米先進諸国では小中学校時よりコンドームの重要性を徹底して教え込んでおり、欧米の若者の多くは避妊というよりも性行為感染症としてコンドームを持っていることが普通ともなってきている。欧米先進諸国では一般に性行為感染症は横ばいまたは減少傾向となっている。
どうしても、日本は性行為感染症の認識があまく、性教育にたいして、タブー視している。
教育・家庭教育でもグレーのゾーンなのが、性行為感染症に拍車をかけるのだと思う。
そのため、相談窓口がなく、性行為感染症を軽視する傾向があると思います。
また日本の性風俗店では、欧米と異なりいわゆる「本番行為」以外の「手コキ」「スマタ」「ピエロ」「性感マッサージ」等が多く、「本番行為」を行わないことで、ただ避妊さえすればよいという理由でコンドームを使用しないで直接陰部の接触を行うサービスが横行していることも感染の拡大を招いているともいえる。
性行為感染症にはどんな疾患があるのでしょうか?
感染経路はそれぞれ疾患ごとに異なるが、いずれも接触感染を基本としている。
つまり、sexしなくても、性行為感染症になるリスクがあるわけです。
ウイルス
単純ヘルペスウイルス(性器ヘルペス)
ヒト乳頭腫ウイルス(尖圭コンジローマ、子宮頚癌)
B型肝炎
C型肝炎(STDの定義に該当するか議論がある)
ヒト免疫不全ウイルス(HIV、エイズ)
成人T細胞白血病(HTLV)
サイトメガロウイルス感染症
伝染性軟属腫
細菌
梅毒
性器クラミジア感染症(鼠径リンパ肉芽腫症)
淋病(淋菌感染症)
軟性下疳
真菌
カンジダ、口腔カンジダ症
寄生虫、原虫
トリコモナス原虫による感染症
アメーバ赤痢
毛じらみ症
疥癬、白癬